子育ては0歳からが勝負!脳のスペックを最大化する「ベビーマッサージ」と「知育」の驚くべき効果
2025.12.18
井上幸子先生スペシャルインタビュー(第4回)
「子育ては0歳からが勝負」と幸子先生は断言します。特に0歳から3歳という人生で最も重要な期間に、親がどのような関わり方をし、どのような体験を与えるかが、その後の子どもの可能性を大きく広げるからです。幸子先生が開発した「リズム・ベビーマッサージ」や、独自の「知育教室」を通じて、幸子先生が実践する幼少期教育の真髄と、それを支える脳科学的な根拠について詳しく伺いました。
「0歳から3歳」は人生で最も重要な期間
幸子先生は、自身の経験と、東京大学などの研究結果を基に、脳の発達における「0歳から3歳」の重要性を説きます。
「東大などの研究で明らかにされているのは、その人の脳のスペック(容量)みたいなものは、本当に小さい頃、0歳、1歳、2歳、3歳ぐらいに決まるということです。」
この「脳の容量」が大きければ、その後の勉強や人生経験で得られる知識やスキルを「いっぱい入れていける」土台ができる。逆に、この時期の土台作りを怠ると、すぐにキャパオーバーになり、様々なことに挑戦できなくなってしまうのです。
この重要な時期の中でも、特に耳の敏感期は0歳から3歳であり、絶対音感をつけるのもこの時期が勝負となります。この時期を逃さず、子どもの才能や感性を育むことが、子どもの将来のために親ができるとても重要なことでもあります。
0歳からできる!「リズム・ベビーマッサージ」の秘密
この重要な0歳期からできる教育として、幸子先生はオリジナルの「リズム・ベビーマッサージ」を開発しました。これは、単にオイルで赤ちゃんを撫でる一般的なベビーマッサージとは異なります。
「看護師さんと一緒に、そのリズム・ベビーマッサージっていうのを開発して、それは、そのベビーマッサージの中で、あの、歌とリズムに合わせてマッサージをします」。
まだ目が見えない時期からでも、赤ちゃんはお母さんの声と温もりを一番よく感じています。このプログラムでは、歌に合わせてリズミカルに赤ちゃんと触れ合います。
- 「おなーかおーなーか」と歌いながらお腹をマッサージ。
- 「じてんしゃじてんしゃリンリンリンリンリン」と歌いながら足を動かす。
- 「てーてからしーたへトントントン」と歌いながら手をマッサージ。
こうした親子の触れ合いを通じて、ママの声と温もりを強く感じると同時に、音の高さやリズムも一緒に感じ取ることで、聴覚と情緒の安定を促します。このプログラムは2か月ぐらいからできるため、生まれたばかりの赤ちゃんから、早くも脳の発達に良い刺激を与えることができるのです。
子供の興味を伸ばす「知育教室」の体験型教育
幸子先生が知育教室を始めたきっかけは、ご自身の長女の興味からでした。
「長女がすごく本とかが好きで、文字がすごく好きで、それが1歳、2歳の時から、看板を見ると、なんとかの『あ』とか、そういうことにすごく興味を持って。」
この長女の姿から、「勉強のようなことも、やっぱり小さい子って興味を持って楽しんでやるんだな」ということを発見しました。
この経験を活かして開発した知育教室は、単に「勉強させる」場所ではありません。
「うちの知育はあと体験型で、色々手を動かしながらやっていくっていう形なので、フラッシュカードとかも小さい頃は使うんですけど、子供の興味を引き出していくっていう感じ、子供の好きなものを見つけていこうっていう形の知育をやってます」。
幸子先生の知育は、体験型を重視し、手を動かし、親も子もたくさん会話をしながら、数、季節、科学、文字など、様々な知識を子どもの興味を引く形で一緒に学んでいくことを目的としています。この体験と会話こそが、幼少期の脳の容量を広げる鍵となるのです。

「スマホ育児はかならずしも悪いものではない」幸子先生が語る親子の関わり方
現代の子育てでしばしば議論になる「スマホ育児」についても、幸子先生は独自の視点を持っています。
「よく今、スマホ育児は良くないとかって言われているけど、それはスマホ育児が良くないのではなくて、、スマホに子守をさせてしまうからいけないわけで。スマホを子供に見せたとしても、親と子供とで関わりながらスマホを見て楽しむのであれば、それは必ずしも悪いことではないです。子供の興味を引き出しながら、子供たちとたくさん会話をする形で、数だったり、季節のことだったり、科学のことだったり、文字だったり、子供の興味を引く形で一緒に学んでいくっていうのが知育の形です。」
スマホ育児が良くないと言われるのは、スマホに子守をさせてしまうからであり、親子の会話や関わりがなくなることが問題なのです。
ベビーマッサージやリトミック、知育の全てに共通するのは、親子の濃密な関わりです。
「子供たちとたくさん会話をする形で、数だったり、文字だったり、そういうことを、ま、子供の興味を引く形で一緒に学んでいく。」
幸子先生のメソッドは、どのようなツールを使うかよりも、親がどれだけ子どもと向き合い、対話し、興味を引き出すかという、本質的な親子のコミュニケーションを重視しています。
才能教育の成功事例:司法試験合格とピアニスト
幸子先生は、自身の三人の子どもたちに一度も「勉強しなさい」と言ったことがないにもかかわらず、その才能を開花させています。幼少期の教育がもたらす効果は、彼女の子どもたちの成功事例からも明らかです。
- 長女:幼少期から知育に取り組み、東大の大学院を経て、司法試験に合格し裁判官になりました。
- 次女:幼少期から音楽を学び、ピアニストとして音大に進学し、現在はピアノの先生になっています。
「音楽的な一番の敏感期」(0歳から3歳)にリトミックで絶対音感と脳の容量を広げ、「言語の敏感期」(10歳まで)に知育で考える力と興味を育む。幸子先生の教育は、この成長のメカニズムに基づき、子どもが「好き」なことを伸ばし、自ら輝ける人生の土台を築き上げることを目指しているのです。
子育ては、まさに「0歳からの3年間」が最も重要であり、親の関わり方次第で、子どもの未来の「スペック」は大きく変わると言えるでしょう。
聞き手・執筆:美濃部 哲也(M&I Inc.)
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